どーも。最近子どものYouTuberに付き合って週末は動画編集ばかりしているれっどですw
今回は、翔泳社さんのブックアンバサダーの公募に当選して、『図解まるわかり 5Gのしくみ』をいただきましたので、その感想を書きたいと思います。
翔泳社ブックアンバサダーってなに?
「翔泳社ブックアンバサダーとは、SNSを通じて翔泳社の書籍を実際に読んだ感想を発信してくれるメンバーのことです」とオフィシャルにあります。
こちらに応募したのでした。
なんで『図解まるわかり 5Gのしくみ』を選んだの?
在籍する株式会社medibaで、僕自身がauスマートパス、そして5Gエンターテインメントというプロダクトのエンジニアリングマネージャをしているので、5Gつながりということで選んでみました。
感想
この本のすごいところ
- これまでの携帯電話通信の技術的変遷を理解できる
- 5Gは実は4Gもうまく使って周波数利用効率をあげている仕組みを理解できる
- 5Gの波だけでなく、5Gスマートフォンのアプリケーション処理、低消費電力化、熱対策など5Gを支える全体の仕組みが理解できる
雑感
僕自身が12歳くらいでアマチュア無線の免許をとった頃、長波/短波であったり、スポラディックE層であったりいろいろ知識を入れたのですが、正直極超短波(300MHz - 3GHz)よりも上の電波(5Gだとその上のマイクロ波の上のミリ波!)で屋外でここまで使える日が来るというのは子供の頃想定もしていなかったです。
ただ、実際5Gの素晴らしさは国際規格としてユニバーサル5Gとして世界中で整備されているところと、ローカル5Gとして自ら整備することができるという2軸で世界に配備されているところだなーと思ったり。
(ローカル5Gって例えばスタジアムに配備されていたりするやつ)
よくある5Gの情報って、ググってみてもアンテナのこととかでビームフォーミングとかNSA(Non-Stand Alone=4Gと5Gの2階建て)とSA(Stand Alone=5G独り立ち型)のこととかそういうことが多くて、まぁ確かに5Gを支える技術の一つ一つはそうなんだけど、それだけで実用されているわけじゃないんですよね。
やっぱり、それこそ5G対応端末の通信技術とか、もっというと、ネットワークの速度分描画でしている処理の技術とか、スマートフォンカメラが複眼化されている理由とか、データ通信高速化技術とか、そういうところとのあわせ技での理解ができるのがこの本の一番の魅力だと思うのです。
それが理解できると、これから訪れるであろうビジネスの事例にかいてある遠隔医療とか自動運転とかスマートホームとかの理解が進むし、5Gがもたらす世界をより自分ごととしてとらえることができるのではないでしょうか。
まとめ
KDDIグループでなまじか5Gについて知っているつもりになっていたところがありましたが、ネットワーク上の通信制御であるとか、実際の4Gと5Gの使い分け(Control PlaneとUser data Planeの分離)であるとか、全然理解できていなかったことに気付かされました。
逆に言うと、これからのビジネスモデルを考えていこうとしているサイドの人間からしてもものすごく勉強になり、また社会の変化を正しく理解できる一冊だと思います。
ぜひ、お手にとってみてください。