この記事は、レッドジャーニーのアドベントカレンダーの19日目として書いています。
昨日は、弊社の中村洋さんが効果的な会議のために取り組んでいる3つのことという記事を書いていました。とてもよいTipsですね。
背景
さて、一昨日のAgileJapanEXPO Advent Calendar 2022の17日目の記事として、Agile Japan 2022の表と裏の話というお話をしました。
わたしとしてはレッドジャーニーという会社としてのガチ生配信イベントは実はすでに今年3回目(子どものYouTube活動でゲーム実況とか前職で配信とかいろいろしてますが)でして、さくっと↑のような配信もできています。
1〜2回目は、レッドジャーニー主催のカンファレンス、Red Conferenceが3月と4月にありました。
こちらのイベントは、『日本の組織をRe Designする、をテーマに様々な業種のクライアント企業さまにDXの取り組みを発表していただく』という活動でした。
詳細は、下記にレポートが多数上がっていますので、よろしければみてみてください。
今日はそんなオンライン生配信をどのように行っているかについてお話したいと思います。
配信の構成
基本、今のイベントはオンラインで行うことを前提としているので、登壇者やスタッフがロケーションもばらばら、それぞれの場所から参加して配信が構成されています。
下記は4月のRed Conferenceのときの一例です。
基本的には、わたしの家が配信の中心となり、Zoomのネットワークを通して濱口くんがZoomのホストとして画面制御や動画再生を担当、市谷さんや各社の登壇者はZoom1内に接続して順次登壇、わたしがZoom1の情報をYouTube Liveに流す、という形をとっています。
また、基本的にはZoom1の中でも、ブレイクアウトルームを設けており、本番環境としてはブレイクアウトルームを利用、配信中に途中で誰かがZoom1に入ってきてしまっても、まずはメインルームに行くようにして事故を防いでいました(ちょっと上の図のコメントと違っているけどそうしています)。
また、配信にあたっては、Sli.doというサービスを使って質疑応答をしていたので、そこはこのネットワークの外でメンバーが行いました。
配信環境(Red Conference)
生配信って大変じゃないの?カンファレンスってプロのイベンターとかいるんじゃないの?って思う人もいると思います。
ただ、わたしたちは完全に個人で、しかもほぼ私の部屋一つで配信しています。
まずは環境の写真をみてくださいませ。
まぁこんな感じ+スマホを使った構成で我が家からは配信しています。
①メイン端末。RealPlayer経由でマイク音声を取り込んでスイッチャーに流しています。当日の司会進行などをわたしが行っているものです。上図でいうMC端末。
②サブモニター1。こちらに司会で使うスクリプトなどを表示しています。
③サブモニター2。こちらに内部連携用のDiscordなどを表示しています。
④スイッチャーモニター。配信切り替えの制御に使っています。
⑤サブ端末1。こちらでスイッチャー制御とYouTube Liveの配信状況管理をしています。上図でいうSW制御PC端末。
⑥サブ端末2。これが配信用のZoomクライアントの親玉。上図でいう配信用PC端末。
⑦サブ端末3。配信の前後やイベントに関する説明などの資料投影用に使っているスライド投影PC。
⑧iPad。わたしのZoom1内状況確認用端末。上図でいうMCの状況確認用端末。Zoom1にはわたしの声は基本的には流れないので天の声が聞けたときはこちらから流れていますw
⑨スイッチャー。画面へのヘッダ・フッタ加工などや画面切り替えを行うもの。ATEM Mini Pro。
これにプラスして、スマホでYouTube Liveの配信確認をおこなっています。
ちなみに、YouTube Live向けのマイクはamazonのセールで買った安物のコンデンサマイク。
Zoom1内向けのマイクはAftershockzのOpenCom。
カメラはVLOG用カメラでおなじみSONYのZV-1。
ね、そんなたいしたことないでしょう?w
一応これだけあればとりあえず必要な情報は全部揃えられるし、ひとしきり一人で環境の制御ができます。
配信環境(裏あじゃぱん)
裏あじゃぱんは実はもっと楽でした。
ディスプレイにウルトラワイドを導入したので、今までメイン端末に2画面の外付けにしていたものを、1画面にできています。
裏あじゃぱんでは説明スライドが必要なく、司会もZoom1内に入り込んでしまって本当にただそれをヘッダ・フッタつけてYouTube Liveに垂れ流すだけでよかったので、iPadやスライド投影用PCを省き、配信前後の表示はスイッチャーに任せる構成をとったため至ってシンプルです。
また、カメラをZV-1からLUMINAに変更、マイクスタンドをいわゆる音楽スタジオにあるものからフレキシブルアームの机に固定できるものに変更したため広く感じますね(毎度突貫でこの構成をつくるので配線がごちゃごちゃするのはご容赦)。
まとめ
もう何をいっているのかわからない人もたくさんいると思いますが、別にそんなに頑張らなくても生配信ってのは簡単にできるんですよってことを伝えたかったのでしたw
で、気にしたほうが良いポイントは、ここで説明した構成では実は無いんです。
ポイントは2つ。
まず、演者に立つなら正面からの照明は絶対に用意したほうがいいです。
もう一つは、ネットワーク。生配信を行うためだけに、この書斎にもハブを設置してスマホ以外のPCやiPad系は全部有線LAN化しました(それまでは日々の仕事用に1本だけ有線を出していた)。
今後のことを考えたほうがいいとすれば、すべてが我が家に集中するのでシングルポイントしかない、ということですね。
また2023年もいろいろやっていくと思いますが、すこしずつ進化させていければと思っています。
それでは2023年も配信イベントをお楽しみに!