どうもご無沙汰しております。侍れっどです。
今回の記事は、(なぜかあじゃてくと間違って登録してしまったwww)あじゃぱんのアドベントカレンダー17日目として書いていますw
アジャイルジャパンとわたし
アジャイルジャパンはオブジェクト倶楽部(現オブラブ)のイベントと同じくらい、僕の初期のアジャイラーを築いてくれたイベントで、ものすごく縁が深いです。
2018年当時まだ僕がNRI(野村総合研究所)に在籍していた頃、NRIをゴールドスポンサーとして参加するところまで引っ張ってきた自負が少なからずあるくらい、思い入れがあります。
今でこそ、公募とかスポンサーセッションに参加させていただくとかいろいろと表舞台に立つケースも増えていますが、やっぱりすげー人たちがいっぱいのすげー景色だわって思っていた印象が強いです。
アジャイルジャパンにかかえていたモヤモヤ
とかなんとか想い出に浸って感慨深く書いていますが、正直、アジャイルジャパンがどうなりたいのかな?というモヤモヤを感じていた節はここ数年ありました。
イベントとしては日本で一番のアジャイル系イベントだし、集まってくるヒトも当初のエンジニア界隈を中心とした感じから、マネジメントやデザイナーであったり職種も多岐にわたるようになり、企業も今ではコンサルや製造、金融業界なんかも増えてきている印象です。
本来のアジャイルジャパンのあり方として、僕としてはすべてのヒトの入り口であり、広く間口を構えるイベントであってほしいと思っているため、集客として今の状況はすごく良いことだなと思っています。
しかし、逆に言うと、コンテンツの組み立てやスポンサー企業の話される内容なんかをみていくと、正直Coreがなんなのかわからなく感じていたのも事実です。
だって、10年前と今では参加者の層が変わってきて、時代が変わってきて、でもアジャイルジャパンというイベントと内容はあまり変わってなくて、それって市場からずれてきちゃっているんじゃない?ってなるのは当然じゃないですか。
ま、ここでぶっちゃけるのもなんですが、アジャイルジャパンがちっともアジャイルじゃねーなって思っていたときがあった、というなんとも上から目線な感想を一応カミングアウトしておきますwww
いや、もちろんですね、これだけのイベントを開催するってものすごく大変だし、お金を取っているからちゃんと参加者が欲しがるコンテンツを並べないとというのもあるし、本質的な密度を薄くせざるを得ないというのはよくわかります。なので、これまでの実行委員会の方々には敬意しかないんですよ。僕もいろいろなイベンターをやってますからすごくよくわかります。
ただ、何が言いたいかというと、アジャイル入門者が集まるようになった世界で、『アジャイルっていうのが「素早くはじめて小さくカイゼンしながら大きく前進する」って思わせちゃっている』ことが危ないなってことです。
確かに、僕も2000年代前半くらいはずっとそう誤解していたんです。だから入門者はそう誤解しちゃうケースがあるんだと思います。
アジャイルジャパン2021に参加して感じたこと
基調講演なんかを聞いていても、これまでのもやもやが少し解消した感あったのは、おそらくそういった「小さなカイゼン」ではなく、もっと手前の段階で、「我々はなぜここにいるのか」をアジャイルジャパン自身が問い直せたのではないかと感じた点がいくつかあったからでした。
一気に何かを変えていくのは大変だし、それこそ小さくカイゼンせざるを得ないとは思うのだけど、「ふりかえり」ではなく「むきなおり」を始めたアジャイルジャパンは、また来年以降よりよい方向に向かうだろうし、本質的なアジャイルな取り組みをイベントを通じて見せていってくれるんじゃないかという期待しかありません。
最後に
いろいろかきましたが、ごめんなさい、ここまでは僕の妄想ですwww
実行委員の方々が本当にそう考えてそう行動したかは僕は知りません。
ただ、もう10年以上アジャイルジャパンを外から見てきた側からしても、明らかにそういう変化を感じられたという一つのサンプルとして受け止めてもらえればと思います。
週明けにあじゃてくの方でも書くのであれですが、今年のアジャイルジャパンはあじゃてくで一年間培ったものをしっかり糧にして運営されたことが、イベントの成功を裏付けた部分も多いだろうなと思います。
(去年はまだスポンサーがdiscordであんなに活況なイベントを開くような形にはなれていなかったですよね。あじゃてくでのスポンサーしたときの取り組みは去年書いているのでリンク貼っておきます)
アジャイルジャパン2022も大成功となりますよう遠く世界の果てから祈念、応援しております。
おまけ
私、BIT VALLEY -INSIDE-というコミュニティをやってまして、年明けの1月にサテライトを予定しています。
もしよければご参集くださいませ〜という宣伝w