去る11/6、7にベルサール秋葉原で開催された、プロダクトマネージャー・カンファレンス2018に参加してきました。なんと参加者600名!!すごいですね。。。
今回は割と急な参戦決定だったのですが、個人的にも競合他社がこの領域でスポンサーを強めていることを認識していたので、弊社としての係わりを模索したいなと思っていたところもあり潜入しています(写真ぼけててすみません)。
過去の回もとても良いカンファレンスだったので、前職時に周りに広めておいたら前職からは2人ほど参加してくれていましたね。はて、現職は...?
さて、こういうカンファレンス系を書こうと思うときは、ちゃんとマークダウンで書いたほうがいいなぁと思いつつ、いつも雑多にPCやスマートフォンで断片的に更新してしまうので、結局今回も雑記になります。。。ごめんなさい。
先に最も印象的な感想から。
去年も参加しているのですけど、去年はGoogleさんがプロダクトマネージャーのアソシエイト育成プログラムのお話をされていたはず。その時もきっと同じように世界とのギャップ、危機感を感じたはずなんですが、どこかでGoogleだし...と甘く受け止めていたところがあったなと思います。
今回、Baiduさんが自社で策定するPM成長ロードマップのお話をされていました。
あーこれはもう日本のプロダクトマネジメントに関しては完全に世界の3周遅れだわ、と痛感。やばいですね。。。
日本は製造業で育ってきたところもあり、トヨタを信奉してトヨタ生産方式やソフトウェア開発の世界としてリーンなどに傾倒している節がありますけど、日本はその前の魅力的な商品、サービスを企画できていない。なので、いくら生産に勤しんでも売れるわけがないんですよね。
Baiduさんがネタのように言ってましたが、確かに「中国は模倣がうまい」のは事実でしょう。しかし、技術やビジネスモデルを「まなぶ、まねぶ、まねる」のは、今回のプロダクトマネージャー・カンファレンスに登壇される日本のPMさんも割と口酸っぱくいっていたこと。うまくいっている競合、海外の企業を十分に観察しない理由がない。
その点、日本の多くの企業では、そこがうまくいっていない気がしますし、そこにはきっとプライドやいろいろなものが渦巻いているのだろうなと想像がつきます(少なくともそこに気がついていない、ほどのアホではないことを祈っています)。
ましてや、今だと小さく速やかにサービスを立ち上げろ!みたいな風潮がありますが、MVPでもなんでもいい、とにかくすぐに価値のあるものを作れ!というのはわかりやすいですよね。しかし、この時点ですら大きな誤解をしているのでは、と思います。
企画という人は企画(表面的に実現したいことと社内外の調整)をするのが仕事だと思っていないでしょうか。どんな小さなサービスであろうと、これからグロースさせていく可能性を真剣に考えるならば、小さいときからデータに基づいて分析、仮説検証を繰り返して育てていくはずです。であれば、ものづくりにどれだけ力をかけないかに注力するのはいいですが、データ設計、情報設計だけは別。これをなくしてローンチしてはいけません。
なんかそういうところ、日本はPoCで終わっちゃうんだと思います。あとで使えないものだから。
ちゃんと最小のサービスとしてきちんと情報設計してローンチすればいいと思うんですよね。
このあたりは日本のコンサル含めてユーザー企業に誤ったサジェストをしてドツボにはまっている感も否めませんが...。
あぁ言いたいことを書いていたらもうだいぶ書いてしまいました。
とりあえずtogetterをみるか他の人の投稿で本体についてはご確認ください(また他人任せw→あぁ僕のTwitterでもいろいろ書いてはあります)。
最後に。
やっぱり、優秀なPMやPdMやリーダーは、"やらないことを決める"をいかにうまく決めてやりきるかが大事ですねー #pmconfjp
— 侍れっど (@samuraiRed) November 7, 2018
すべてのスタートはここに立ち返るなーって思います。
これはプロジェクトマネジメントでもプロダクトマネジメントでもそれぞれのマネージャーでもいいのですが、共通することだと思います。
ではまた。
追伸:
ゆーすけさん、Graatさんの代表取締役社長就任おめでとうございました!!