侍れっどの明日できることは明日やれ

徒然なるままに筆を書き連ねます。

レバレジーズ主催湯けむりハッカソンが終わりました

レバレジーズの森實です。

自分でも笑ってしまう始まり方。かれこれ20年ブログを書いていて、この手の始まり方は初めてですねwww

f:id:samuraiRed:20180918220803j:plain

去る9/15~9/17、熱海はレクトーレ熱海小嵐にて、二泊三日のエンジニアサマーインターンである、HACKERS BATTLE、通称湯けむりハッカソンが開催されました。

参加者の大半は大学三年生、大学院一年生が多かったんですかね?

合計18名の参加者が熱海に集いました。

 

弊社の"湯けむりハッカソン"は割と有名なようですが、当然入社三ヶ月の僕がよく知るわけもなく。。。

参加したあとに言うのも何ですが、名前ほどハッカソンが中心ではありません。ビジネスの課題をアイディアソンして、ユーザのUXをいかにカイゼンするか、作り上げていくかにものすごくフォーカスしたアイディア出しをします。

その後、それをハッカソンしていくイメージですね。

 

実は...この会社に入るまで、もっと言えば今月に入るまで、アイディアソンイベントにもハッカソンイベントにも参加したことのない僕なので、今回も実はすごく新鮮な気持ちで関わっていましたw

 

今回、僕は全体の中で設計の重要性やカンバンを説く枠の講師業と、4つあるチームの1チームのメンターとして参加しました。

 

ということで、人事部のりのたけの話しからオープニングの始まり始まり。

f:id:samuraiRed:20180918232523j:plain

 

初日は弊社執行役員の藤本とメディアシステム部部長の久松からの講話。

藤本が10歳くらい、久松が2歳ほど僕より若いのですが、彼らは彼らの立場や経験がそうさせたのであろうそれぞれの視野、基、視座からの話しがとても自分にないものがあるなぁといつも考えさせられます。

内容的にはテラテイルというサービスにおけるグロースの考え方の説明とか、いわゆるエンジニアとしての成長やキャリアパスとかに関するものでした。

正直、藤本の話は、総論理解、各論すごそう以上わからんという部分は、特に一見の学生さんにはあったのかなと思いました。が、やっぱり事業やサービスの成長という視点では、とても大事なことを話していたと思います。

 

そんなこんなで一日目は講義(+ワーク)→課題分析からのアイディア出しなので、まぁ各チームご飯もゆっくり食べて和気藹々とやっていた感じでした。

 

 

"湯けむり"というだけあって、温泉は外せませんよね!

ということで、みんな温泉に入ってからも議論を続けて、浴衣に着替える子も現れ、すっかり"湯けむり"感でているのがこちらですw

f:id:samuraiRed:20180918232502j:plain

これは僕がメンターをしていたチームなのですが、右上にみんなが一日目をふりかえって、もっとこうしたら僕たちはいい結果を残せる!ということを決意表明とともに書き出して、忘れないように右上に張り出しておこうというすてきなアプローチをみせてくれました。

 

 

さて、二日目の朝がやってきました。

f:id:samuraiRed:20180918220849j:plain

朝なので、まずはアイスブレイク。

もう一人のチームメンターであるサッシーがチームにリズムを吹き込んでいます!

僕は既に二日目にして何本目のモンスターか...は秘密ですwww

 

さて、二日目は朝一で僕の講義。

僕には設計とカンバンの話しをしてといわれたので、簡単に話しました。

・設計とは具現化の準備工程

・チームの価値観、ものさしをそろえよう

・機能とみんなが思っているものは、だいたい"機能"と呼べるレベルではない

・カンバンは30分以内にチケットを分割しよう

・チケットにない作業は一切止めよう

ざっくりそんな話し。

まぁ今だから思う反省点としては、チケットのサイズが問題じゃなかったなと。

むしろ、チケットの動きの確認やプライオリティの再判断はいつどうやってするのかが大事だったなとちょっと後悔しています...orz

 

さて、そこからはもう昨晩までのアイディアを機能分解して、カンバンにする作業です。但し、機能分解するだけだと、ものづくりの作業以外がチケットに落ちないので、そこを忘れずに。

僕のチームは「ユーザーテスト」というチケットが入っていて、おもしろいなと思いましたとさ。

f:id:samuraiRed:20180918220835j:plain

 

午後にはカンバンをベースに続々と開発が始まります。

まずはチームのメンバーが自分たちの技術志向や役割を決めて可視化するために、今回はサッカー場をモチーフにしたマップを作ってもらいました。

f:id:samuraiRed:20180916101238j:plain

完全に打ち合わせでの僕のジャストアイディアですwww

 

 

それにしてもしたのカンバンおもしろいでしょう?セオリー通りToDo、Doing、Doneでレーンを分けたんだけど、所詮残り一日半。ToDoは多いけど、Doingは5人しかいないから小さくていい(普通に考えて写真の通りマックス5枚しかないはず)し、Doneは見えるところに重ねようと机の真ん中に紙を折って箱をつくって消化を見える化するってことをしています。

f:id:samuraiRed:20180916131947j:plain

あとは、カンバンはみんなが集まって一番見直すものなので、そこに赤いペンで書いてあるチームの決めごと。

・みんなでれびゅぅ

・1Hに1回手を止めよう!

このチームは本当に見える化させていこうということに対する意識がすごく高いほうだと思いました。

 

 

そして夜は更けていき...

f:id:samuraiRed:20180916233654j:plain

f:id:samuraiRed:20180916233641j:plain

 

 

三日目を迎えます。

f:id:samuraiRed:20180917103836j:plain

 

実は、この三日間、雨がえらいくらい続いていて、なかなかテラスにでることすらかないませんでした。

しかし、最終日にしてこの天気!終わりよければ感も出てますね。

#このあと帰る頃にはどしゃぶりに逆戻りなのですが...

 

 

 さて、お昼をこえて13:00に作業は終了!

順番に発表が始まります。

f:id:samuraiRed:20180918220859j:plain

右手前のチームが発表しているんですが、チームメンターのサッシーが親心丸出しで見守っているのがとてもほほえましいですwww

 

 

 

 

結果発表は...

 

 

 

 

 

 

 

僕のチームは準優勝みたいなもの(オープンになっていないので、控え室の会話からの勝手な判断ですwww)でした(要は優勝できなかった...orz)。

 

 

そこからチームやメンバーに対してのフィードバック、懇親会を経て、記念撮影!

f:id:samuraiRed:20180918220907j:plain

温泉にもっと入りたかったとか、優勝できなくて悔しいとか、いろんな想いが交錯していたと思いますが、でもこの写真の笑顔を見れば充実感は得られたのかなと勝手に感じています。

 

 

さて、今回久しぶりに学生さんと向かい合う活動の中で徹底的にロジカルシンキングを意識させていたので、最近は丸くなった僕の昔の姿が出ちゃったなとちょっと反省w

また、僕とサッシーはチームに対してあくまでメンターに徹していて、資料作りも実装も一切手伝わなかったし、彼らの考えたストーリーや機能、彼らがだめ出しされた課題分析を手伝うことにだけ徹底的にフォローをしたつもりです。

でも、その中で彼ら自身がよく考え、よく会話し、チームのコンセンサスをとる活動がよく行えたと思いました。

なので、僕らからはチームに最大限の賛辞を送りたいと思っています。

 

もちろん、優勝できなかった理由は僕の中でも明白だし、おそらくみんなの中でもそれなりに思い当たるところはあったと思う。

なので、そういうところを含めて今後の糧にしてもらえたらいいなーと思っています。

 

 

今回、各チームにメンターが二人(シニアメンターとメンターと呼ばれる構成www)ついて、しかも1名は内定者だったりして、布陣としてはかなりがっつり入るパターンだったんだろうなと思いました。

結果的にそれがアンケートでもよかったという意見もあったので、メンター二人からそれぞれ感じるものが別に得られたということだったのでしょうね。ありがたい。

 

 

逆に言うと、やっぱりタイトルでいうほど「湯けむり」を堪能することも、ガチ「ハッカソン」でもない(もっとUXを意識したアイディアソンが根底にある)ので、募集時の訴求と印象がずれちゃった子もいるのかなぁというのは感じました。申し訳ないです。

 

とはいえ、実際にみんながエンジニアになろうと仮に思うとき、すばらしいコードだけ書いていればいいエンジニアはやっぱりいまいちだと思うし、ビジネス課題に即して、あるいは社会課題に対してどういうことが考えられるか、そしてそこにどうアプローチしていくべきか、という社会人のキッザニアみたいな体験をしたと感じてもらえたらうれしいです。

 

みんな一人一人に僕自身フィードバックしながら、今回のジョイン、そしてチームへのコミットに感謝を伝えるとともに、これから社会人になるにあたって、より彼らが輝けるようにアドバイスもしたつもりなので、何かしら持ち帰るものがあってくれたらいいなと思います。

 

それにしても若手社員をふたり拾って行きも帰りも車でたくさん話しもしたし、普段のワークショップとか講演とかコミュニティスタッフ視点の荷物なんかを準備したりでだいぶいろいろ楽しみました。

が、寄る年波にはかないませんなということを改めて感じた37歳の秋、でした。

 

社員も学生のみなさんもお疲れ様でした!!

この縁がどこまでもどんな形でも続いていければ僕も幸せです。

 

さて、いい加減寝よう寝よう。

 

弥栄